2013年 春の蘭展入賞花
川崎洋蘭クラブ 春の蘭展入賞花をご紹介します。
神奈川県知事賞 OPA来客&川崎洋蘭クラブ会員人気投票第1位
Den.amabile “Selected Clone”
小疇 禮子 (こあぜ れいこ)
この株はビニール温室の南西の日射を受ける通路にブロックを置いてホテイ草の水がめと並べて置いてありますが、この2、3年は背丈ばかりが伸びてろくな花が咲いておらず、花付きが悪いのはなぜかしら・・・と大分嫌になっていました。
一年中外に出さず、ビニールを巻き上げてお日様と風に当て、水遣りは冬は少なめ、夏は多めで植込み資材は、’すごいね’ですが鉢の雑草を抜いたら見苦しくなったので水苔をかぶせる様にのせました。今年になってやっと親孝行をしてくれた感じです。
川崎市長賞
Lyc.(Haven Butt×Chita Sunset)
浅田 光
Abouさんから昨年購入したものです。この交配は、英国王立蘭協会の人が、Abou Orchid を訪問した際に面白い交配だといってやったもので数も少なく、一般には売り出していないそうです。
バランスの良い花で、カラーブレイクが少し気になりますが、咲きだしてから最後までそる事もなく、良い性質の花です。NS14cmで5輪咲きましたが、2輪位にすれば一回り大きくなると思います。
神奈川県園芸協会会長賞
Paph.micranthum
大谷 弘明
2009年清華蘭園(TAIWAN)から購入しました。今年が2度目です。Paph.は、1度目の花が貧弱でも2度目の開花で良花が咲くことがあるそうです。今回の花は大きさ、形はマアマアだと思いますが、花色は気に入っています。
栽培は、水遣りの時に葉の付け根に水を溜めないように気を付けます。肥料は液肥の1万倍を水遣りの時に毎回与えます。温室の環境が悪く、冬場は1日中陽が当たりません。夏場は30%の遮光をしています。
川崎商工会議所会頭賞
C.mossiae fma.reineckiana
野見山 由紀子
この株は2008年1月のサンシャイン蘭展での万花園にて求めたものです。2010年4月の川崎洋蘭クラブ展でも川崎市長賞を頂いた株です。夏は戸外(二階の外ベランダ)で30%遮光です。水遣りは少々少なめ、温室に取り込んでからは水を少し多めにしています。肥料は少なめです。
川崎洋蘭クラブ会長賞
C.mossiae
川島 とよ子
この株はいつ買ったか、覚えていないくらいで、たぶん10年以上前から持っているものです。あまり、mossiaeに興味がなかったので、我ながらよく今まで持ち続けられていたものだ、と思っています。春の蘭展のころにいつも咲くので、大事にしなければ、と改めて考え直しています。今回はたまたま実によいタイミングで8輪咲きそろい、しかも活き良い花を展示することができて、ラッキーなことでした。
成長期は戸外の日照と通風のよい遮光下の棚に置いております。
ホテルモリノ賞
C.skinnneri”Blumen Insel”BM/JOGA
石田 和子
平成19年にハナジマオーキッドから入手しました。このスキンネリーは花も大きく、色も濃いので気に入っています。日当たり、風通し、共に良い環境ですが、周囲に緑が少なく、夏の猛暑には少々過酷な環境だと思いますので、夏の暑さ対策には頭を悩ませています。今年の夏が猛暑でないことを祈るのみです。
川崎洋蘭クラブ会員人気投票第1位
C.mossiae
大谷 弘明
1997年にヒロタさんから入手しました。毎年この時期(4月)咲いてくれます。出品時は例会の講習で学んだ知識を活用して、蕾みのうちから向きを整え、全花が正面を向くようにしました。栽培は、水をほかのカトレアより、多少、多めに与えます。その際、1万倍に薄めた液肥を毎回施肥しています。夜のシリンジも毎晩します。置き場所は強光線を嫌うのと、温室内が満杯のため、吊ってある株の下で、日当たりもあまりよくないところです。成長期はおまかせを3粒、1度与えています。
川崎洋蘭クラブ会員人気投票第3位
Coel.laurenceana”Encial Warrior”
飯草キヌ
この株は4年前、島崎さんが株市に出されたものです。2年後に開花しましたが大輪で花の色も意外でした。株は世話なしで育ってくれて、新しいバルブに各々花茎は出来るのですが、冬の間に次々と枯れてしまい、昨年も今年も半数しか開花に至りませんでした。昨年業者さんに”水不足かも”と言われましたので、今年は注意していたのにやはり駄目で、とても残念です。是非原因をつきとめて来年こそ立派に揃って咲かせたいと思っています。