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1位・栽培努力賞 Milt.spectabilis fma.alba
安藤 美恵子

この株は3年くらい前に国際園芸より求めました。昨年4月オーパ蘭展で、県知事賞を頂いた株です。昨年より花茎数も倍くらいになっているように思います。夏はカトレアと同じく外に出し、温室に取り込んでからは中温室(最低温度15℃)の西日の当たる所に平に置いています。葉は黄色っぽくなりますが、花芽はたくさん着くようです。肥料も液肥にして多めです。もう、へゴ板いっぱいに大きくなりましたので、島崎さんのアドバイスの通り板を取り付けて補強してみようと思います。
2位・良花賞 Lc.Irene Finney’Z1381′
石田 和子

4年前に小佐野さんと分け合った、本橋由次さんからの株です。最初はバークで植えたのですが、成長が悪くその後、水苔に変えたところ今年初めて花が咲きました。この株は暴れやすいので、支柱をしっかり立てないと横に広がってしまう為、早い時期に新芽を保護しないといけない様です。今年は植え替えるつもりです。
2位・Ren.imschootiana
池上 綱子

S63年に蘭友から頂いた、と記録があり、今更ながらびっくりです。1990年に仕立て直し、そのまた、また、と繰り返し、歴史を感じる株です。最近までワシントン条約一類に指定され、ずっと輸入できずにいた種ですので、特に大切に育てていたように思います。コンポストも使わず、粒状の肥料入りのティーバッグを抱かせ、水遣りをこまめにして現在、50%遮光の戸外に吊るしています。
2位・良花賞 V.Robert Delight’Dark Red’
池上 綱子

平成23年8月奥田蘭園から購入しました。V.は好きですので、殊にRobert’s Delightは育てやすく、’Dark Blue’、’Garnet Beauty’と3種の色彩を楽しんでいます。コンポストなしですので植え替えの手間がなく、冬は暖房機の近くに吊るし、肥料はティーバッグに入れたモルコート、夏は30%ぐらい遮光の戸外です。花を見ずに求めましたので、少々心配でしたが予想以上の花が咲いてくれて満足です。
小型1位 Chiloschista viridiflava
安藤 美恵子

今年のドームで、台湾の業者から求めました。ミャンマー産と聞いています。赤と白があると聞き、どちらも買いましたが白の方が元気です。温度は13~15℃で、遮光は50%霧吹き程度の灌水でよいようです。無葉蘭といわれるもので、細長い根茎から地上茎が出て、葉は退化しています。小さな梅の花のようで可憐で美しいと思います。
香り Encyclia cordigera
川島 とよ子

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珍しい特殊交配のパフィオがありましたので、ご紹介します。
Paph.Cam’s cloud(bellatulum×emersonii)

大谷さんの出品花です。20年育てられて、その間、開花は2回!emersonii の血筋は大変、気が長いですね。。。。。しかし、両方の親の良いところが大変よく表れている良花だと思いました。
Paph.Lawless Le Prophete(Transvaal × Conco-bellatulum)

小疇さんの出品花です。大変健康的によくできた株だと思いました。rothschildianum、chamberlainianum、Conco-bellatulumの組み合わせ。パフィオの交配の妙を垣間見ることができる花ですね。