7月例会入賞花
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1位 Gongora galeata
池上 綱子
株分けを重ねているうちに不明になってしまいましたが、蘭栽培を始めた頃の蘭友からの頂きものです。(何年前?)スタンホペア等と近属でメキシコ産です。花期は夏。一時水を切り、花芽を分化させますが、通常は水が好きですね。花柄がかぎ型に曲がり、花は半回転し、唇弁を上に向けて咲くさまが楽しいです。梅雨明け間近ですので、秋か、来春に鉢増ししようと思います。
2位 Bulb.annandalei
安藤 美恵子
今年の初めに国際園芸より求めました。バルボというと強い香りがあるイメージがありますが、このアナンダレイは香りがなく、花が大きく、咲き始めはとても美しいと思います。湿度の高い環境を好むので、一日一度、自動で霧がかかる所に置くようにしています。夏の間は、なるべく涼しい所に置くようにしています。肥料は液肥をたまにあげるくらいです。この頃、どんな花が咲くかわからないので、バルボはとてもおもしろいと思っています。
3位 C.warscewiczii fma.semialba ‘Muito Boa’
大谷 弘明
株は2009年、関西の蘭園から購入しました。セミアルバの中でも特に美しい花を咲かせる個体で、流通の少ない個体との説明でした。深みのある赤いリップに黄目が鮮明に入った、ワーセウィッチの特徴が良く出ている花です。毎年多花をつけ、良く咲きますが、夏咲きの蘭なので、花もちが悪く、例会のタイミングに合わず今回が初めての出品です。栽培は容易です。
3位 Den.bifurcatum
山田 万里子
2年前太陽園芸にて入手。春になって固型肥料6、7個のせ、毎日水遣り、そして今年初花が咲き、といたって平凡。咲き終わったらヘゴ棒にでも着生させて”アバレ姿”にでもしようかと考えています。
小型1位 Bulb.pecten-veneris
小佐野 滋子
昨年、フジナーセリーから取り寄せたものです。綺麗な花という条件で選んでいただいたのですが、初めて咲きました。調べてみると、本来のペクテンヴェネリスはオレンジで、こちらはアルバのようです。原産地は中国、南ベトナム、ラオス、タイの低地の森。水遣りは夏は乾かさない、冬は冬は少し乾き気味。置き場は日陰。温度は高めのようです。たくさんの花を咲かせることを夢見つつ頑張ってみます。
香り Cattlianthe Loog Tone’African Beauty’(Cattlianthe Netrasiri Doll×C.Thospol Spot)
小佐野 滋子
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◆例会の株から ~夏のカトレアがそろいました。~
C.granulosa ‘Sandra’ この種は多輪ではなく、大きな花を1~2輪咲かせるようです。
C.guttata こちらはクラスタ咲きですね。しっかりと毎年作上がりしているので、どんどん大きくなります。
C.lueddemanniana ‘Cerr0 Verde’ 初夏に咲くルデマニアナ。美しい花ですが、いろいろな過去があるようで。面白い記事がありますので、あわせてごらんくださると興味深いです。
Rlc.Tatarown ‘Blumen Insel’ 上のC.guttataの子供です。片親はなんだと思いますか。Rlc.Mem.Helen Brown です。妙にうなづける結果の素晴らしい花ですね。
C.Sea Breeze’Felrath’s Pride’ と、C.warneri を並べてみました。C.sea Breeze は、ワーネリーとワルケリアナのプライマリハイブリッドです。
カトレアの交配種は、このようにその親を思い浮かべたり、原種のルーツをたどっていくことが面白いですよね。