7月例会入賞花
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1位 V.Robert Delight ‘Ink Star’
野見山 由紀子
皆様のお目に留まり、ありがとうございました。この株は2008年東京ドームにてハナジマオーキッドにて求めたものです。毎年咲いてくれますが、あまり水遣りもせず、吊るしているだけでした。冬期温室ではミストのあたる所で、夏期は室外に吊るしてあります。根が乾いていると5月ごろにカラスの巣作りに根を盗られてしまったこともあります。それからは気が付いたときにバケツに半日くらい浸けています。この株は1年に2度咲いています。
2位 Den.Hibiki
小野 恵子
2014年8月例会の際、大場オーキッドから購入。2014年11月に以前買い置きしたヘゴの鉢に植え替えました。デンドロはどのように栽培したらよいか分からず、不安なのですが、灌水は乾いたかな、と思ったらたっぷり、施肥は本当に控えめです。今年はたくさんの花を着けてくれました。
3位 Prosthechea vittelina
川島 とよ子
この株は2年前の9月、はちのへ洋蘭園の松原さんから購入しました。以前からの大株は一鉢持っているのですが、ふっくらとした花弁の形と大きさに魅せられて買ってしまいました。5月くらいから戸外の柿の木の下に吊って育てていましたが、今日は例会の後、長野県蓼科高原の標高1,250mの山荘へと山上げします。昨年も同じようにしましたので、朝晩の涼しさがクール温室並みの環境ではないでしょうか。肥料は成長期にバイオゴールドを3ヶ月くらいやりました。9月末に温室に戻ってきます。
3位 Phal.Equalacea
浅田 光
大場さんに依頼して購入してもらいました。(equestris×violacea)の実生で素晴らしいブルーの花で香りもあります。花茎はequestrisによく似ています。これだけ美しいブルーの花は初めてで、大変気にっていますが、残念乍ら老齢のため、香りは良く分かりません。世界に一つの花なので大事に育ててゆくつもりです。
小型1位・栽培努力賞 Chiloschista lunifera
浅田 光
昨年、ドーム蘭展でタイの業者から購入したもので、花は咲きませんでした。今年は条件がよかったのか、9花茎も花が着き、見事に咲きました。毎日自動で霧を30分やり、10月~5月は最低温度18℃の温室で50%遮光しています。肥料は全然やらず6月~9月は外に出して吊るしています。
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◆例会の株から
Prosthechea vittelina ですが、当会には愛好家が多く、4株の出品がありました。山上げしている川島さんの株は、花も選抜された良い花なのですが、株もよくできています。左から2番目が入賞花ですので、平地で栽培された他の株と、山上げで夏を越した入賞花の成長具合を比較してご覧ください。