2020年 4月の開花***会員からのご紹介
2020年4月OPA蘭展が実施できませんでした。
そこで、この場を借りて会員の手もとで咲いた花をご紹介し、アップロードをLINE配信するデジタル展覧会を試みます。
みなさま、5月分の投稿をお待ちしております!
◆ カトレアの仲間
<原種>
C.lueddemanniana (川島とよ子)
昨年のOPAにも出品しました。大変輪が大きいルデマニアナです。
C.purpurata (山本雅人)
冬は明るい部屋に取り込んでいますので、長日期間が早く実現し、毎年4月に咲いてしまいます。秋の植え替えや水遣りをさぼってしまい、2輪ずつしか着花しませんでした。
◆ パフィオディラム
<原種>
Paph.esquilorei fma.viride (‘Yashima’×self) (山本雅人)
東京ドーム世界らん展でフジナーセリーが販売していた開花苗からセレクトして手に入れました。色合いとぺタルのひねり具合のバランスが個人的にはとても気に入っていますので、お披露目しました。
Paph.liemianum(‘Taka’בDiana’) (山本雅人)
数々のJOGA入賞花を生み出した、仙台の及川洋蘭園珠玉の交配。同園の栽培も素晴らしくよくできているせいか、この株は一度に3輪着花する素晴らしさ。この交配で及川さんは国内のliemianumのレベルを一気に上げてしまいました。
<交配種>
Paph.(Holdenii×bellatulum) (山本雅人)
2月の例会で人気投票首位をいただいた小さな株に大きな花を咲かせるパフィオ。実は花後に2番花の蕾がふくらんできたので咲かせてみました。ベラチュラムのように垂れ下がって咲いています。
Paph.(callossum×Hsinying Cyber Leopard) (山本雅人)
片親が原種のピーコックフォームのパフィオ。ちょっと根の張りが足らず、実力不足の開花です。
Paph.(Wood Wonder×Red Shift) (山本雅人)
東京オーキットナーセリー交配のピーコック。Wood Wonder交配のその後を見ないなあ、と思っていたらこんなに素晴らしい花がヤフーオークションに!…実は本日うちに来たばかりです。2番目の開花で葉っぱ1枚の株で咲いています。大きくなるかなあ…
◆ ファレノプシス(コチョウラン)
<原種>
Phal.tetraspis (山本雅人)
花が終わってもステムを切ってはいけないタイプのコチョウランです。花を垂らさず、このように支柱を立てるとなかなか趣きがありますね。
<交配種>
Phal.Haur Jin Fancy ‘Red Jewel’ (山本雅人)
今、2花茎に4輪、5輪と咲いています。昨年、万平ホテルで万花園の売店で見つけた宝石です。3月から咲いており、絶対4月の蘭展ではいい賞をいただける!、と思ったのですが、大変残念。ルーツを調べると、gigantea、lueddemanniana、amabilis、といった血脈のようで、花色や型もなるほどな、と感じました。いや、本当にこの紅の色つやが素晴らしい!