今月の例会は台風も接近し、開催を悩むところでしたが、決行いたしました。例会参加者も10名で参加者、出品株数も過去最低となりましたが、神奈川県に出ていた非常事態宣言もなくなり、安心して例会を開催できるようになってきそうです。奥田さんに講演をしていただきました。

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1位 C.C.G.Roebling ‘Blue Magic’
川島 とよ子

この株はいつ入手したか分からないくらい古いものです。20年くらい経っているのかもしれません。植え替えのたびに作落ちして苦手なのですが、今まで持っているという事は余程丈夫な種類かと思います。立派なバルブができると1花茎に大輪の美しい花が4輪咲きます。今年は2花茎出ましたが咲いたのは1花茎のみ。もう1本は小さいので咲きませんでした。1年中温室の日照充分な場所に置いています。肥料は成長期にモルコートをやりました。ブルー系の絵になる美しい花なので大事に育てようと思います。
2位 Milt.Candida
安藤 美恵子

この株は2012年にハタオーキッドより求めました。9年過ぎてこの大きさ?と思われるかもしれませんがミルトニアは木姿があまり美しくなく、バサつきますので、バックの枯れたところを切って植え替えています。ミルトニアは手間いらずで、私でも育ちます。肥料は春先に「おまかせ」などの置き肥を 2~3回してあとは風通しのよい所に置いたままです。水遣りはカトレアより少し多めです。夏は50%遮光の外に出しています。
3位 Den.Chanok Pink Stripe ‘Petaroide’
小佐野 滋子

小花ですがたくさん咲くととてもキュートな花です。成田さんのヘゴ仕立ての咲き姿がとても美しく、是非育ててみたいと思っていました。数年前の秋の蘭旅行の折、イデナーセリーのフェアで入手しました。以来、毎年花は咲きますが、バラバラ咲いてあまりきれいに見えませんでした。今年は思い切ってヘゴ付きのものを猛暑下、無遮光で育ててみました。フェンスに固定して自然の中に放り出し、時々水をシャアシャアと浴びせてみました。すると8月下旬次々と蕾が上がってきました。当会の山本さんがお話していたようにデンファレ系は外に置いて日に当てて育てるのが一番よさそうです。つまり多くの蘭の中で一番楽に育てられる品種と思います。