12月例会入賞花
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1位 栽培努力賞 Rlc.Golden Zelle ‘Saddle Peak’
小疇 禮子
この株は原種と違って交配種なのでとても育てやすいです。2年に一度新芽が鉢からはみ出すときに鉢増しを繰り返し現在に至りましたが、これ以上大鉢にすると何かと不自由なので現在考慮中。ベテランさんのアドバイスを参考にして春に植え替えるつもりです。
2位 C.trianae fma.concolor ‘Blando’
石田 和子
この株は4年前に小島さんから求めました。例年トリアネイの咲きが悪いのですが、今年はほとんどのトリアネイが花を着けてくれました。たぶん気候と関係しているような気がします。ちょっと驚きです。今年の2月に植え替えていますが、バルブが鉢からはみでそうになっていますのでまた春になったら植え替えるつもりです。
3位 C.percivaliana ’Summit’
石井 高男
メリクロン苗の分け株、一般的なカトレアの栽培方法でプラ鉢にNZバークの9~12mm植え、5月の連休過ぎから50%遮光の雨ざらしの下に置く。出したときにロングトータル花卉用100を置き、あとは灌水ごとに液肥のピータース18:18:18を中心に1万倍と5千倍とを交互にかけるようにしている。9月くらいからは雨や夜露だけにして天気が続くようならたまに灌水する程度で最低気温が10℃を切るようになってから温室に取り込む。現在は温室なので、昼間は天気がよければ28℃くらいで天窓が開くよう設定、暖房は12℃設定ですが、一時的には10度まで下がる。灌水は10日に一度くらい液肥のピータースは入れて天気のよい午前中にやっています。
小型1位 C.Love Castle ’Kurenai’
川島 とよ子
この株は2020年2月東京ドームらん展で購入しています。小型株をあまり持っていないので、体力を考えてこれからは小さいもの変えていこうと思います。5月頃、戸外に出してからは50%遮光下の台の上に置きっぱなし、あまり気にかけていませんでしたが1週間ほど前に赤い綺麗なのが1輪目に入りました。例会用に慌てて目立つところに置いたところ、一晩でナメクジにやられガッカリ!残りの蕾がやっと6輪咲きそろいまして例会に間に合いました。夏の置き場所が南西の日が充分に当たる角にあったのがよいと思います。
良花賞 Paph.fairrieanum
大谷 弘明
2020年1月に全蘭のサンシャインらん展で及川洋蘭園で購入しました。両親(Liza×Forever)ともに及川さんのオリジナル実生で、数多くの入賞クラスを期待しての自信作です。今回は初花で持参しました。審査員型の目に留まり、思いがけない評価をいただき驚いています。賞をいただいたので命名したいと思います。入手時は小苗でしたので、おまかせを4粒施しました。水やりは乾いたらたっぷり与えています。
栽培努力賞 Rlc.Geoge King ’Selendipity’
橋本 重信
この株は20年ほど前に入手したものですが、丈夫で枯れることもなく芽つき花つきもよいほうだと思います。当時、サーモンピンクの花は 珍しく、素敵な花の一つに選ばれるほど人気のある花でした。どうしても新しい花に目が行きがちですが、往年の名花もいいものですね。今年は少し作落ちしましたので、来年はしっかり直したいと思います。